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カズマ、新魔王幹部の手中に落ちる!「このすば 15」巻読了。

  こんばんは!今回はこの素晴らしい世界に祝福を!15」を読了したので感想をまとめたいと思います。

 

この15巻では、新しい魔王幹部が登場し、当てられてこなかった”アクア”にスポットライトが当たり、物語が大きく進む1歩目の話になっていました。

 

今回も面白くて笑ったので、そんな面白かったところを以下でまとめたいと思います。

 

ということで、ばっちりネタバレなので…まだ、読んでいない方はご注意を!!

 

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■目次

 

1.作品情報

この素晴らしい世界に祝福を!15 邪教シンドローム (角川スニーカー文庫)

作品名:この素晴らしい世界に祝福を!15 邪教シンドローム

作者:暁なつめ

イラスト:三嶋くろね

出版社:KADOKAWA

レーベル:角川スニーカー文庫

あらすじ

 正体とこれからやる事を口外しない。と、魔王軍幹部セレナから身の安全と引き換えに取引してしまったカズマ。これがきっかけでアクセルの町は大きく変化する。

 ギルドの酒を水に変えてしまい、屋敷でアクアが謹慎している間、プリーストとして町の冒険者たちを癒しまくったセレナ。

おかげでアクアがいなくても、町が回るようになりー。

「…私、この街にいらない女神ですか?」

 物事を深く考えず、悩みと無縁のムードメーカー。これまで一番付き合いが長かったアクアからの衝撃の一言。

持ち前の悪時干支維持で、女神もアクセルも救い出せ! 

              (「この素晴らしい世界に祝福を!15」裏表紙から引用)

 

2.最近のカズマはちゃんと”主人公”

 

今回で「この素晴らしい世界に祝福を!」は15巻目となり、カズマ達の物語もなかなか濃いものとなってきました。

 

その物語の中で様々なキャラクターとの関わり合いがあり、カズマの人物像というのがアニメで放送されているものとは少し違くなっていて...

 

今回の話でも、そのカズマの「主人公気質」が冒頭から輝いていました!

 

と言うことで、さっそくネタバレになってしまうのですが、15巻の最初、新魔王幹部の女性ダークプリースト”セレナ”によって同じプリーストの”アクア”の人気は無くなり、ついには「私はこの街にいらない子ですか?」とつぶやく始末。

 

そんな”アクア”を見て、乗り気ではなかったのだが、どうにかしてやろうとカズマは…

 

 

セレナの顔面にドロップキックをかまします。

 

やり方は相変わらずだけど、なんだかんだで「仲間思い」なカズマの本来あるべき主人公らしさがそこにはありました。

 

 この作品を読み始めた当初はカズマの「悪知恵」にちょっとした魅力を感じる作品であると思っていたのですが、今ではカズマの性格に素直にカッコよさ・魅力を感じます。

 

3.といった矢先、すいません。こいつは…クズマです。

 

 と言いましたが、やはりカズマの根底にある、悪い性格、欲望、考え方はやはり他の作品のキャラと比べても、そうそう超えられるものではなく、出来上がったクズです。

 

特にやり方が、カズマらしくもあり、たくさん笑ったのでいくつかカズマのクズっぷりが見える面白いシーンをご紹介!

 

➀新魔王幹部のパンツを丸出しに…。

 

 新魔王幹部”セレナ”への嫌がらせをしている中の1つで、隙を見てセレナのローブを「ウインド・ブレス」で巻き上げ、さらにバインドでローブごと体を「バインド」で縛り、ケツが丸出しに…。

 

最後に、町中の人に聞こえるように叫び…逃げました。

 

このシーンには三嶋さんの挿絵が入っているのですが、予期できるはずもなくローブが巻き上げられている状態。唖然と無表情なセレナが本当に面白かったです。

 

これでもか!とあらわになっている黒パンツも面白かったです!何というか、キャラクターとかではなくパンツ見て笑えるってのが初めての経験でした。(笑)

 

➁カズマがわし掴むはセレナの2つの双丘。

 

物語の中でカズマは”セレナ”によって傀儡化…操り人形にされたわけですが、カズマはやはり違いました。

 

カズマは操られているにも関わらず…その状況をうまく利用してセクハラの限りを行いました(笑)

 

  その中で呆然としているセレナの胸を揉みしだいたシーンがあるのですが、このシーンにも挿絵が付いていて、何度見ても笑ってしまいます。

 

他にも、トイレのついていない部屋のドアノブを氷で凍らせ困らせたり、持っている熱いコーヒーを矢で打ち抜いたり、操り人形なのに、飯を食べれていないセレナの前で”すき焼き”食べたり…。

 

一番すごかったのは、セレナに心理状況を把握するために日記を書けと命令されるのですが、カズマは「合法的にセクハラが出来る」と考え、毎日、日記の最後に官能小説を書きました(笑) しかもセレナ様物…。そんなことされたら、そりゃ泣くよね…。

 

でも、この絶妙な嫌がらせをこんなに思い次ぐ作者がすごい!暁なつめ先生でなければカズマはきっと”カズマ”ではなかったと思います。

 

4.「好き」を隠せないめぐみんは…!?

 

 何かあったらセクハラをするカズマを返品するためにセレナはカズマの屋敷に行ったのですが、応じるべく表に出ためぐみん含めた3人が見たのは、セレナのスカートを遠慮なくめくっている”カズマ”でした…。

 

 でも、カズマに久しぶりに会えたことが嬉しく、また私のものだと…めぐみんは自らのローブを裾を上げてカズマに黒パンツを見せつけていました。

 

アニメ第一期では、カズマに黒パンツを「スティール」されて、半泣きにされていたのに今では、自ら披露するようになりました(笑) これは成長と言えます!(?) 

 

ただ、カズマを好きであるという気持ちはもう、隠れもせずオープンになっています。これからの”めぐみん”とイチャイチャも注目する必要がありそうです。

 

5.まとめ

 

 できれば、挿絵も載せて面白さをもっと伝えたいのですが著作権的にアカンので、言葉だけになってしまいました。

 

 他にも、エリスのメイドさんのマネ()とか、バニルとアクアのいつものケンカなど、面白いところはたくさんあるのですが、今回はここらへんで! 

 

是非手に取って読んでみてください!きっと笑えると思います!

 

 物語としても大きく動く予感がする15巻で、恐らく少ししたら魔王軍のところにも行きそうな予感。

 

なんか、終わりへの兆しが見え隠れしていて、早く見たい気持ちと終わってほしくない気持ちが拮抗しています。

 

 とは言えども、「このすば」は映画化、そしてゲーム化が決定しているのでまだまだ楽しめそうなので期待しっぱなしです!!

 

同じこのすば好きは一緒に「このすば」を応援しましょう!!では!