はい!こんにちは?こんばんは?まちうさです!
今回は読了しました「ネット彼女だけど本気で好きになっちゃダメですか?」についてご紹介していこうかと思います!
大分...遅めですね。この作品が出版されてからずいぶん経ってしまっているのですが(全部、テストが悪い。)魅力がある作品だったので取り上げました。
では!感想諸々書いていきます!少しネタバレも含まれますのでご注意を!
1.作品紹介
作品名:「ネット彼女だけど本気で好きになっちゃダメですか?」
作者:烏川さいか
イラスト:シロガネヒナ
出版社:KADOKAWA
レーベル:MF文庫J
あらすじ
僕、天野隆盛(あまのりゅうせい)は生徒会の仕事とSNSばっかりする日々を過ごしていた。だけど気づくとクラスの友人がみんなリア充に!…まずい、このままじゃ一人だけ取り残されしまう!焦った僕は【急募!! 彼女のふりをしてくれる人!】なんて必死過ぎる投稿をしてしまうが、運良く協力してくれる相手を発見!ニセの恋人関係もなんだか楽しい! なんて思っていたら、投稿された画像に何やら見たことのあるものが――。あれ? この子、生徒会メンバーの誰かなんじゃ?ネット彼女の正体を探っていくうちに、美少女たちの現実では見れない素顔が次々と明らかに。女の子の本心はネット上にある? 新感覚ギャップ萌えラブコメ開幕!
(本作 裏表紙から引用)
作者、イラストレーター共にはじめてお目にかかる名前で、2人は過去に「くずクマさんとはちみつJK」という作品を出しています。以前からタイトルとイラストに惹かれてはいたのですが、なかなか手を伸ばしきれなかったのを覚えています。
過去作からのファンは、この作品を読んでいると思います。私はこちらから入りましたが、過去作も読みたくなりました!
では、本編の感想に行きます!
2.感想
2.1.王道学園ラブコメ!
”鈍感”主人公に”可愛い”ヒロイン。イチャイチャイベントに、ラッキースケベまで!内容も本当に大きく、広ーく見ると王道ラブコメ作品であるので、外れないです。
私は学園ラブコメってだけで大好物なので全然読めちゃうのですが、そんな方にはまずお勧めします。
2.2.ある意味”意表を突かれる”物語(ネタバレ含)
この作品では不思議と「イベントが起きそうなタイミングで起きません。」
ラノベを読んでいる方は「あぁ~、次 ヒロインとのイベントが起きるなぁ」とか物語の流れとかから分かっちゃうと思うのですが...読めないです。主人公も含めて生徒会なのでその仕事をする流れがあるのですが、仕事を絡めた進展はほぼ無かったです...。
他にも「あれ!?何も起きなかった!?」と読み返すことが何度かありました(笑)
良くも悪くも予想ができず、なんか新鮮な作品でした。
2.3.このヒロインは無自覚可愛い。(ネタバレ含)
本作品ではヒロインは4人いるのですが、1巻では2人がピックアップされて描かれていました。その二人の内の”花咲こころ”ちゃんがキャラが立っていて良いです。
まず、校内では”笑顔の天使”なんていう二つ名が付けられるほどかわいい女の子なのですが...一度ゾンビゲームを前にすると性格が激変。興奮して主人公を隣にして服を脱いじゃう特殊なスイッチ持ち。
しかも、この子の無自覚発言が面白いんですよ!一つだけ挙げさせてもらうんですが、本作 p213の花咲ちゃんが放ったSNSでの一言です。
【いいなーずるいなー!今度からは最初から三人であーいうことしたいな。わたしももっともっと交ざりたいし、いっぱいプレイもしたい!(≧▽≦)】
さて...。「あーいうこと」とは何でしょうか。(え~皆さんは心は綺麗でいてくださいね。)
こんな感じのセリフを無自覚で発するキャラクターで、悪意がないからこそ怖いのですが。可愛い。
2.4.”分かりやすい”勘違い
良くも悪くも「凄くわかりやすい勘違い」をする主人公です。
それが、物足りないという読者もいれば、分かりやすくて読みやすいという読者もいると思います。
加えて、しっかりヒロインは照れるし、照れたらセリフは突っかかるし、裏アカでは分かりやすく赤裸々に感情が吐露されてます。ラノベ初心者にもきっと楽しんでもらえる作品だと感じました。
2.5.最後まで分からない展開!
これが、この作品の1番の魅力!ま・じ・で...分からん!!最後の最後までどんな終わり方をするのかが分からず。最終ページを見て「えぇ!!そう来たか!」という印象。
感覚的はミステリー文学みたいな...。こんなに予想ができないというか、むしろ予想すらさせてくれなかった作品は初めてです。新感覚で私個人はすごく楽しかったです!
3.まとめ
正直最初の方は「あぁ...よくある学園ラブコメか。」となかなか進まなかったのですが、どうやら「予想と違うみたいだ...」と感じ始めてから読むスピードがグングン伸びていきました。気になった方は是非、手にしてみてください! では!この辺で!