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「泣きたい私は猫をかぶる」:感想レビュー

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画像:泣きたい私は猫を被る公式サイト

こんにちは!まちうさです。

 

今回紹介するのは「ペンギン・ハイウェイ」で注目されたスタジオ”studio Coloride(スタジオコロリド)”が手掛ける記念すべき2作品目「泣きたい私は猫をかぶる」です。

 

Netflixは登録していたので、見てみました。

本作の紹介と感想、ネタバレ部分は分けて書きますので…!

では。

 

 

紹介

概要

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上記にない情報として、脚本は”あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。”で知られる「岡田麿里」に、W監督を務めるのは”美少女戦士セーラームーン”などの大人気作品を手掛けてきた「佐藤順一」と、スタジオジブリにて”千と千尋の神隠し”に携わり、現在はスタジオコロリドにて多くの作品に参加している「柴山智隆」の2名です。

 

声優も「志田未来」や「花江夏樹」をメインに、数多く有名人がキャスティングされており、制作陣から期待が高い作品でした。

 

また、この作品はNetflixが独占配信している作品です。コロナの影響なのか…はたまた違う要因なのか分かりませんが…Netflixとの契約をすることで見ることができます。

 

紹介動画

本予告『泣きたい私は猫をかぶる』公式 (6/18配信スタート)

 

あらすじ(内容)

 常に明るく、突拍子のない行動をするために、ムゲ(無限大謎人間)と呼ばれている彼女笹木美代(ささきみよ)と、そんな彼女が強く想いを寄せる相手であるクラスメイトの日之出賢人(ひのでけんと)の青春ラブストーリー。

 彼女の激しすぎるアピールに見向きもしない彼…しかし、ムゲには秘密があった。それは、猫の姿になって彼に会いに行くこと。ムゲは、ある夏祭りの夜、お面を売る猫の店主から、猫へと姿を変えられる不思議なお面をもらって以来、猫(太郎)として彼の家に通っていた。

 普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる…このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、≪私≫に戻ることができなくなる――自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。

 (あらすじ:公式HPから引用 一部編集)

 

本作のポイントとしては、彼も彼女も「本音を隠してしまう」という共通点を持つところです。そんな2人がどのように心情を転がして、どうしてその行動に至ったのか。個人的には、そんなところが面白い作品でした。

 

加えて、述べておきたいのは、2人がラブラブすることが目的(ゴール)となって、面白い作品ではなく…あらすじの最後にも書かれていますが、2人が気づいていなかった大切なものに気づくという...ある意味物語の中では途中に、面白さがあったと思います。

 

感想

全体の感想(ネタバレなし)

正直なところを言うと…「普通」でした。以下でまた、細かい項目について述べていきますし、良かった点もたくさんありましたが…最終的にはこのような評価です。

 

理由としては、なにか飛びぬけたものを感じなかった点です。良い内容も悪い内容も特別インパクトはなく、すんなりとうんうんと呑み込めてしまった。現在、内容はしっかり頭に入っているのに、特段感想が思いつかないのもそれが理由だと思います。

 

ただ、彼や彼女の心情もしっかり描かれており、詳しくはこの項目では話しませんが、多くのキャラクターの心の動きをよく描いている作品だったと思います。なので、キャラクターに感情移入できる人は楽しめるかと思います。

 

 

では、各項目ごとに感想を述べます。

これ以降は、ちょっと、深い内容まで話すネタバレ有りの感想なので、お気を付けください。

 

ストーリー性

上記でもさらりと書きましたが、メインの2人の心情変化が強く描かれていましたが、ムゲの親友の女の子や、ムゲの人間の顔を得た飼い猫の“きなこ”の気持ちも物語に大きく影響していました。

 

しかも、ムゲの仮面をゲットして返さない“きなこ”にも、それこそ人間味のある理由があって…。人間だけでなく猫の気持ちがここまで、物語に関わる作品は見たことがなかったため、その点が面白かったです。

 

しかし、強く印象付くシーンがあまり無かったと正直感じました。

 

物語内ではちょっと胸糞悪い中学生っぽいイタズラがあったり。この物語の敵のような存在がいたのですが、それらに対する綺麗な解決や解消?「悪」に対して、勝つシーンがなかったために、なんかモヤっとしました。

 

一応ハッピーエンドだったことが、個人的には嬉しかったところです。

 

作画

綺麗でした。

 

ペンギン・ハイウェイ」を見ていないので、今回の制作会社である「スタジオコロリド」の特性とか期待とか…もう何も無いまっさらな状態で見たのですが。綺麗。

 

特に花火のシーンは綺麗で、キャラクターの目がアップにされるシーンがあるのですが、それもまた綺麗でした。

 

作品と作画も合っていて、少し子供向けっぽい作画が私個人が持つイメージとマッチしていました。

 

独創性

勿論、後半からは理解していたのですが、まさかヒロインが猫になって好きな子に会いに行くなんて想像もしてなかった…。

 

そのため、最初に彼女が好きな彼の胸の中で、囁かれている(でも自分は映っていない)描写が出てきた時に…?????ってなりましたし、あぁぁ!猫になってたのね!?って分かった時には驚きでした

 

この物語の世界は独創性があったと思います。

 

ただ、構成や物語の最後などは…正直、もう一声っ…て感じました。「大切なものに気づく系」の物語はたくさんありますし、もうひとひねりあるエンディングだったら印象も変わったと思います。

 

エンターテインメント性

この項目ではいわゆる「笑い」につながるエンターテイメント性を評価したいのですが、そもそもそのようなエンターテイメント性を追求した作品ではないです。

なので、作品を見ながら笑うってことは私は無かったです。

 

むしろ、ムゲが中学生女子として見たとしてもアホすぎることが、ちょっと寒く感じてしまったり、クラスメイトにいじめられたりするシーンは特にちょっと見てて嫌だなあって感じました。(なんだこの小学生みたいな感想…)

 

嫌だなぁって感じるシーンがあることに嫌だなぁって感じたのではなく、先ほども書きましたが、その後、いじめた人たちが成敗されるわけでも、謝るわけでもなく「解決」がなく…そこにモヤっとする感情がありましたね…。

 

周りの感想

◆良かった声

・王道な物語で良かった

・お面を通して猫と人間が入れ替われる設定が面白い

・絵や動きが良かった

・ヨルシカの主題歌が良き…

 

◆良くなかった声

・期待を越えなかった

・主人公が痛々しい

・印象に残らない

・謎が残る(なぜ寿命を求めていたのか…)

 

やはり、良かった点として多かったのは「作画」そして「猫と人間の姿がお面で入れ替われるという設定」ですね。癒しと知られる猫が可愛く描かれており、そんな猫と入れ替われる主人公のムゲが羨ましい…などの声もありました。

 

対して、良くなかった点、低評価を付けていた人たちの声も似ていて「印象が薄く、期待を越えなかった」、「キャラクターが現実離れしてて、感情移入できなかった」などが多く見受けられました。すこし、物語として波のない…良く言うと、安心して見れる作品だったのだと思います。

 

まとめ

総合評価としては「ふつう」でしたが、設定の奇抜さや、数々のキャラクターの思いや考えが分かりやすい作品です。分かりやすすぎて、またちょっとキャラクターが「ちょっと流石にいない…」と現実離れ感を受けて、感情移入できなかった方々もいたようですが、猫も含め、誰がどんな思いを持っているのかに注目してみると、見ても良かったのでは?と感じれる作品だと思います。

 

見る参考になれば幸いです。

では、今回はこの辺で…!

 

関連書籍

映画では分かり切らなかった…ないしは描かれきれなかった内容が書かれていたりするのでしょうか…コチラは私自身読んでないので、分かりませんが興味があったらチェックしてみて下さい!!

 

 

見たい方は”Netflix

また、本作品を見るにはNetflixをチェックする必要があります。

以下のURLからチェックしてみください。

https://www.netflix.com/jp/

魔王討伐の裏での話…⁉「あの愚か者にも脚光を!7」:感想

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こんにちは、まちうさです。

少し遅れてしまいましたが、このすばのスピンオフ作品である「あの愚か者シリーズ」の最終巻を読み終えました。

 

今回は次の内容についてまとめます。

 

 では、最初は商品の紹介からです。

 

商品紹介

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を!7 竜に愛されし愚者 (角川スニーカー文庫)

あらすじ

「皆さん、アクセルに魔王軍の大軍が迫っているとの噂です!」
リーンを救出した喜びに浸るのも束の間、冒険者ギルドでの一声に端を発しダスト達は再び大騒動に巻き込まれる!
カズマ、めぐみんダクネスがアクア奪還に奔走する最中、街に残ったダストは仲間達と共に防衛戦を張るのだ!?
「親友が魔王とタイマン張りに行くんだ。あいつが帰る場所は俺が守ってやらねーとな」磨き抜かれた槍、チンピラ冒険者として培ったずる賢さ、築き上げてきた(?)人脈、その全てを駆使してダストは魔王軍との決戦に赴く。誰よりもドラゴンに愛され、自由を愛した「愚か者」の物語、ここに終幕!!

 

簡易紹介

本作品は原作の最終巻の裏話です。

カズマ一行が魔王城へ行き、アクアを連れ戻す旅に出かけている間に、なんとアクセルの街に魔王軍が進軍してきます。その魔王軍に、悪知恵だけでなく、ドランゴンナイトの真の実力を発揮して立ち向かうダストの物語です。

 

感想まとめ

簡易感想(ネタバレなし)

このすば原作の最終巻を読んでいる方は、本作である「愚か者シリーズの最終巻」だけでも購入をおススメします。理由は原作の伏線がコチラで回収されているからです。合わせて見ると、このすば最終巻をより楽しめると思います。

 

そして、ダストの悪知恵やドラゴンナイトとしての磨いてきた技術が光る活躍場面も勿論、良かったですが…。なんせ、あのアクセルの街が舞台として描かれる作品だったので、このすばの各キャラクターの濃さが楽しめる、ある意味このすばの醍醐味を堪能できる1冊だったと感じました。

 

では、本作で特に面白かったシーンを紹介及びその感想をまとめます。

※ここから、ネタバレあります。ご注意ください!

 

あのオークの悲劇をもう一度

このすば原作、もしくは映画を見た知っていると思います。カズマがメスのオークに追い掛け回され、カズマの息子とオークがご挨拶しそうになったことを

 

この悲劇がもう一度起きました。今回の被害者は、ドラゴンナイトとしての勘を取り戻すため修行をするダストでした。

 

ダストの仲間たちは、おススメの修行スポットとと言って…。

 

ダストは紐でぐるぐる巻きにされた後、リーンに白竜と括り付けられ、オークの生息地に飛ばされ、落とされる…(笑)。

 

スピンオフ作品でもオークの勢いは変わらず(笑)、ちょっとオークの発言をここに書くと、ブログ見に来てた人来なくなりそうなので…止めますけど凄かったです(笑)。

 

そして面白かったです。

 

新しいエロ本の活路

新たに人の活気づける方法が見出されました。

 

カズマが持っていたエロ本の技術を生かし…サキュバスにアクセルの男性冒険者の夢を盛り上がる直前で終わらせて、お預け状態に。

これにより、この夢の続きを見るために勢いづくアクセルの冒険者たち(笑)

単純だけど、それがアクセルだよな~って感じ、笑いました。

 

悲惨な暗黒騎士はココに

このすば原作の最終巻を読んだ方は知ってると思いますし、その先を知りたいと思います。私も原作最終巻を読んだので、気になっていたのですが…ココにいました(笑)

 

原作最終巻にて、魔王城にいる1人の暗黒騎士をカズマは、鎧を除いてアクセルの警察署にテレポートさせたのですが、その後パンツ一丁になった暗黒騎士については描かれませんでした。でも、ココにいたのです。

 

パンツ一丁の暗黒騎士が警察署前で暴れまわっていたのですが、ダストによって無事成敗されました。

 

叩きこまれる槍の一撃

最終バトルは敵軍ボスのルーゼリ(女性)との対決でした。

最後の最後、ドラゴンに変化したルーゼリと、フェイトフォー(白竜)に乗ったダストとリーンが勝負し、最後はダストが相手の急所を槍で一撃。

 

最後のシーンは勿論カッコ良かったですが、戦いの直前にドラゴンと槍を持ったダストの挿絵が入っていたのですが、それもカッコ良かったですね!

 

ダスト、リーンとキス⁉

愚か者シリーズの第6巻にて、ドラゴンナイトだった時のダストの物語と、現在の恋の相手がリーンであることがしっかり判明したわけです。

 

最終巻のラスト、ダストがリーンの肩を抱いて...リーンも目をつむり…あともう少しと言うところで、フェイトフォーに邪魔され。

 

仲間たちも集まる中、それでも、少し背伸びして目をつむるリーンの姿が…。徐々に近づけていくと…突然、顔がバニルになった。(化けていました)

 

まとめ

最後の最後まで、綺麗な物語を作らず、このすば一色で染め上げたスピンオフ作品。原作と同じくらい楽しんだ自信がありますし、それだけ楽しめる作品だったと思います。

 

それと気になるのがあとがきにあった「リオノール姫エンド」の物語を没にしたけどあるという裏話。正直、滅茶苦茶読みたい。

 

それじゃなくても、ロリサキュバスとダストの2人とか、個人的に好きで、本作でもダストの横腹をウリウリってつつくシーンが挿絵付きであったのですが…すごい嬉しかったです。私以外にも好きな方多かったのではないのでしょうか。

 

 とはいえ、このすば原作も、このスピンオフ作品も終わりということで、今まで楽しませて頂いたことに、最大の感謝を。

いつか、また違う作品で出会えることを願って!ありがとうございました!

 

フェチが詰まり詰まった一冊。「スキのある妹」:感想

こんちは。まちうさです。

 
C98の戦利品紹介シリーズです。
今回はカントク先生が手掛ける
「スキのある妹」
を紹介します。

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コミケはたくさん行ってきたのですが…
 
いつもすぐに長い行列になっちゃうのでカントク先生のサークルには、なかなか行けず、初購入となりました!
 
通販は素晴らしいですね。
 
では、紹介します。
 

簡単な紹介

この作品は簡単に言うと…しずくちゃんオンリーイラスト本になります。
 
もう、ほぼ100%しずくちゃん
 
でも色んな、シチュエーションの100%しずくちゃんが楽しめる一冊となっていました。
 
では、そんな一冊を詳しく紹介していこうと思います。
 

いろんなスキ間

様々なシチュエーションで生まれる隙間から覗くロマンが描かれていました…。
 
それはもう、ありとあらゆる人のフェチを満たせるような…(笑)
 
でも、多かったのはパンツでしたね。
まぁ、表紙からもうすでにチラチラしてたのですが、中身はもっと凄かったです。
 
なんなら、もうパンもろまである。
 

ジト目女子かわわ

カントク先生にジト目ブームが来てるらしく…。
 
私も好きなジト目っ子イラストが入っていました!
 
様々なシチュエーションで生まれる、様々なジト目があると思うのですが、やっぱり少し恥じらいを含んだジト目がいいですよ。
 
うん。
 
カントク先生のジト目っ子は、もはや美です。崇高していきたいと思います。
 

えっ…きわどい…

この作品、パンチラどころか、もろパンどころか…その先が?
 
なかなか、きわどい。
いや…もうアウt…なラフが(笑)
 
この、ギリギリアウトを攻めるカントク先生が好きです。
 

まとめ

最後に私のオススメイラストを紹介させてください!
 
イチオシは、早朝温泉に向かうときの浴衣姿のしずくちゃんです。
 
やはり、男女問わず、浴衣を着るとガードが緩くなってしまいます。
 
そこに生まれるスキマあり。
 
やはり、チラリズムは良き。
 
以上!今回はここらへんで!
 

購入

 

こんな可愛い奥さんがほしい「いい夫婦の話」:感想

こんにちは。まちうさです。

 
前回に続いて、エアコミケの戦利品感想シリーズです。
(いま勝手につけた。)
 
今回紹介するのは…
斎創先生のC97新作
「いい夫婦の話」です。

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超簡単に内容を紹介すると…
すごく可愛い奥さんと一緒に暮らす旦那さんの甘い2人の日常短編物語です。
 
奥さんと言っても、上の写真からわかる通り、ロリというか童顔なのですが。
 
とにかく…
 
奥さんが可愛いぃ…。
 
こんな奥さんばかりなら戦争は生まれないと思います。(?)
 
何とも例え難い。優しさと可愛さが服着て歩いているような奥さんが魅力の一冊。
 
特に、表情がコロコロ変わるのが個人的イチオシ可愛いポイントです。
 
旦那さんに会えず、寂しくなって旦那さんの服をグリグリしちゃったり…
 
風邪を引かないように、奥さんが旦那さんの臨時お布団になったり…
 
あと、なんだかんだで…旦那さんとストレッチしたり、クリスマスに奥さんタイムしちゃったり、旦那さんを探検しちゃったりするところが…。
 
もうただただ、奥さんが可愛い作品。
 
でも、Twitterでも出てない内容がもう少し載ってたら…もっと奥さんを愛でれたなぁ。
 
いろんなシーンでの可愛い奥さんを見たい人にはオススメ!
 
ちなみにとらのあなにて…
先着順で斎創先生が手掛ける無料クリアファイルが手に入ります!
(既に、終わっていました…m(__)m)
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では、今回はこのへんで!
 

購入

 
あとあと…他にも2作品出ているのでチェックしてみて下さい!
 

関連記事

青春の1つの形を描いた物語「それは恋ではないけれど ”目つきの悪い子”」:感想

こんにちは。まちうさです!

 

今回は、C98戦利品のご紹介コーナーになります。

本日、紹介するのは…

 

にいち先生作

「それは恋ではないけれど”目つきの悪い子”」

です。

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にいち先生のC98の作品は以下の2つがあります。

➀現実もたまには嘘をつく 5

➁それは恋ではないけれど vol.1

 

今まで、2作品同時に出てくることは、基本なかったためにすごく嬉しかったです。

グッズセットが無くなった分…ということなのでしょうか…。

 

今回は、上記の内、2つ目の作品の感想をまとめます。

 

率直な感想

良かったです。

今回も買ってよかったなぁって思いました。

 

本作のテーマの1つに「青春」があります。

多くの人が青春に関連するワードを挙げて見てと問われたら、恐らく多くの人が一言か、二言目には「恋愛」が出てくるのではないでしょうか。

 

でも、恋愛が青春の全てではない。

本作は、そんな青春の1つの形を描いた物語でした。

 

では、もう少し詳しく感想を述べさせてください。

 

新しい味の青春

本作は、目つきの悪い女の子と、そんな彼女に転機をもたらす1人の男との物語。

と、言いたいのですが、そうではないと思います。

 

この作品は、恋愛による「青春」を描いた作品ではありません。

 

なんともない昼休みに話したい人と話す。

仲のいい友達と遊ぶ。

そんな当たり前の様で、でも間違いない「青春」を描いた物語。

 

ずっとラブコメばっかり見てる私には、少し甘さが控えめだと感じた半分、新しい味を知れた嬉しさ半分。

 

きっと好き。でも。

本作は2人のイチャイチャが描かれてはいません。

でも…。きっと。

でも、2人はきっと互いに好きだったでしょう。

 

何かを言いあぐねた彼は。

何かを思い涙を浮かべた彼女は。

 

何を思ったのか?

 

私はそこに、どうしても”想い”を感じずにはいられない。

 

見てほしいポイント

今まで、物語について述べてきたのですが、絵についても触れます。

イラストについては、もう、笑顔が最高に良かったです。

 

終盤。

上京する彼女と、さよならをするとき。

あばよ!と最高の笑顔で放つ彼女と、それに対して、最高の笑顔で返す彼。

 

見てほしい。

 

まとめ

ゲロゲロに甘いラブコメも好きですが、こんな味の物語もいいですね。

 

あぁ…本当だったらグッズセットもゲットしているはずなのに...。

冬コミは無事行われることを願って。

 

今回はこの辺で~。

 

購入はコチラ

メロンブックス

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=658452

最高の最終巻でした!!「このすば17巻」:感想・考察《ネタバレ含》

こんにちは!まちうさです。

 

とうとう読んでしまいました。

この素晴らしい世界に祝福を!17巻」を。

 


スニーカー文庫2020年5月1日新刊を「このすば」主人公カズマが紹介!

 

最高でした。

今まで通りの面白さを残しつつ、最後の物語に相応しい…

何て言うんだろう...。「エモさ」みたいなものを感じました。

 

今回は「すでに読んだ人向け」に書くので…ネタバレが入っています。

まだ読んでない方は、是非、読んでから来てください!!

 

では、あらすじから…!

 

あらすじ

この素晴らしい世界に祝福を!17 この冒険者たちに祝福を! (角川スニーカー文庫)

「何の力も無かった最弱職の少年がたった一人で魔王を倒す。……そっちの方が格好良いじゃないですか!」
大量のマナタイトを使用し、めぐみんの爆裂魔法で魔王城の結界を破ったカズマ一行。アクア達とも合流し、目的を果たしたとばかりに引き返そうする面々に対してカズマは――「魔王に掛かった賞金って、いくらぐらいなんだろうな?」
根性なしのニートは、遂に魔王との最終決戦へ挑む!! カズマ・アクア・めぐみんダクネス―――アクセルが誇る問題児が愉快な仲間と共に魔王城に集結!! 国民的人気の異世界コメディ「このすば」、堂々完結!

 (引用元:本作 裏表紙 あらすじ)

 

1つ前の16巻の最後の最後は「アクアが家出して魔王城に行ってしまい、なんだかんだで追いかけに行くカズマ」…ってところで終わっていました。

 

今回はその続きであり、このすばの完結巻になります。

 

上記のあらすじにある通り、魔王城にて再度集結するカズマたちが何をしでかしてくれるのか…!!というところが一番気になるところでしたね(笑)

 

 

では、冒頭部分から最後のシーンまで、気になったシーンを取り上げて感想をまとめていきます!!

 

王道を知らないめぐみん

小説を読み始めてわずか1ページ。

多分、1巻から16巻までと同量か、それ以上のエクスプロ―ジョンが放たれる…。

 

何をしているかと言うと、魔王城の結界を破壊しています。

 

魔力の塊”マナタイト”を持っためぐみんは、ほぼ回数制限なしに爆裂魔法を放つことができるために…最大火力の魔法がポンポンと放たれます。

 

わらわら出てくる涙目の魔王軍は、毎秒毎秒虚しく消し飛ばされる。

 

もう、その姿は魔王。

 

魔王軍の最高魔術師が登場しても、なにも言わせず爆裂。

登場して間もなく相手は裸体になった…。

 

 

…最初からこのすば色の濃いストーリーでした(笑)

最初から、(・∀・)ニヤニヤってしまう。

これがこのすばの好きなところなんですよね...!!

 

マジで、今までの小説で書かれてきた量と同じぐらいの「エクスプロージョン」がこの数ページに書かれており、「エクスプロージョン」してました。

 

これはアニメ化した時、りえりーに期待ですね!

 

エモい!!アクアと連携バトル!

これは、最初にエモい!って感じたシーンですね。

少し、その前に面白いシーンもあるのですが、それは読んでみて下さい。

 

魔王城にて久々に合流したアクアとカズマ。(他ははぐれる。)

そんな2人の前には、圧倒的に強い魔王軍の手下が現れるのですが…そんな敵の前で笑うアクアとカズマ。

 

背中を預け合う2人。

アクア「ピンチなのに、なんだかとっても楽しいの!」

カズマ「ちくしょう!俺もだ!」

(参考元:本作 p38)

 

あぁぁぁぁぁ!!

読んでて、いい意味ですごいゾクゾクしまし、ニヤニヤしてしまいました…。

 

本当にみんなに読んで欲しい!!

このシーンで三嶋くろね先生の神イラスト(挿絵)が入っているのですが、イラストに映る笑顔の2人が本当に…すきぃ

  

相変わらずのコスいカズマ

しかし、アクアと共に対峙する敵を前に、見事に連携ができず。

変わらずピンチな状況を打破するべくカズマは…

 

暗黒騎士を、アクセルの刑務所にテレポートさせました。

 

カズマはいつまでも、どこでも変わらないのがいいですよね。

そのままのクズマが好きです。

 

最後はやはり主人公。

物語は進み、最後はカズマと魔王の1対1真剣勝負になります。

挑発をしながら、狙撃やマナタイトを使った魔法など多彩な技で対抗できたのですが…。

 

この作品でも流石の流石に、魔王は強い。

右肩を魔法で貫かれ…、マナタイトも、もう少ない。

 

そんな状況でカズマが行う行動は…

魔王も道連れにする、自爆必至の切り札。

 

ずっと、めぐみんと一緒に爆裂道を歩んできたからこそ、習得できた技。

 

今までのカズマじゃ、絶対取らない選択。

 

でも、その選択させた背景がある。理由がある。是非、読んで欲しい。

 

最後に最高の笑顔…!

帰ってきた魔王軍が迫ってくる中…

最後の最後に、アクセルに戻る直前。

 

最高の笑顔で。

アクアから放たれた一言。

「ありがとうね」 

 

このシーンにも三嶋くろね先生の神イラストがあるのですが、屈託のない笑顔を浮かべたアクアが可愛いんです。

 

最終巻に相応しい最高の笑顔…三嶋先生…ありがとうございます。

 

もしや、まだ続く…?

と…見出しを書いたものの、あとがきにて暁なつめ先生から本編はコチラで完結とあったので…。

終わりは終わりです。

 

しかし、これもあとがきで書かれていた内容ですが、…

「スピンオフ作品」は出るかもしれない!!

 

この最終巻を読んでいる中でも、分からないことがあります。

もしかしたら、他の人は分かっているのかもなんですが…

 

ダクネスの発言にて。

1つ目は「アイリスからもらった指輪をなくしてないか何度も確認した理由」、2つ目は「ミツルギか、カズマ以外が魔王を倒すように」です。

 

どちらも、ダクネスの思い・考えが入った発言だと思うので、婿とか結婚関係だと感じているのですが…完全な理解には至っていません。

 

分かってないこと以外にも…

めぐみんとはその後、どうなったの!!!???とか…。

(めちゃくちゃ気になる!!)

 

個人的には一番気になるところとして...

今回の最後の最後がエリス様エンドだったところです。

(恋愛的な意味じゃなく...。)

 

本当の最後の最後の最後、カズマがエリス様にブレッシングを掛けてもらって終わるのですが。

 

どうしても…最後に?って思ってしまったんですよね...。

やっぱり、最後ならいつもの3人と一緒とか。

せめて、エリス様じゃなくてアクアで良かったんじゃって…。

 

思ったんですよね。

思いませんでしたか!?

 

どうなるか分かりませんが、今後も気になる!

 

まとめ

物語を振り返りながら、感想をまとめました。

振り返ってみても、やはりずっと読んできて、このすばを最後まで読めて良かったなぁって感じました。

 

このすばが、これからどうなるかは全然分かりませんが、アニメ化や…もしかしたら映画化!?

 

いろんな形で、まだまだ触れることができると思いますし、そう願っています!

では、このすばに祝福を!ってことで、今回はこの辺で~!

 

17巻

エクストラ

「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い 2」:感想・考察

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こんにちは~まちうさで~す!

 

今回は「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い 2」を読了したので、少し考察も入れながら感想を話していきたいと思います~!!

 

では、本のあらすじから。

 

あらすじ

塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い 2 (ガガガ文庫)

いくつもの困難を越え、ついに両想いだと分かった押尾君と佐藤さん。けれど――「佐藤さん(押尾君)が俺(私)の恋人……?」彼氏彼女の関係になっても実感が沸かず、どう接すればいいか分からない……。そして季節は夏に移り変わる。ひょんなことから、佐藤さんたちは海水浴へ行くことに。好きな人との海に期待を膨らませる……。そこで出会ったのは、ヤンキー風の金髪少女。彼女とは意外なつながりがあって――!?初恋、友情、ミンスタ映え。これは初恋叶った二人が織りなす、尊さ&糖度120%の恋物語。甘々青春ラブコメ第二弾!

 (引用:本作 裏表紙あらすじ)

 

あらすじにある通り、1巻ですれ違いながらも、胸キュンな告白があり、主人公の押尾君とヒロインの佐藤さんは付き合うこととなったのですが…

 

進展がないまま、時間ばかりが過ぎていき、気づけば夏…しかし、あるきっかけで佐藤さんを含めて大勢で海に出かけることに!

 

今回は、そんな日帰り海旅行での物語。

 

◆今回の注目ポイント◆

私個人が思う2巻の注目ポイントは3つ!

 

・押尾&佐藤の進展

・凜香ちゃんの奮闘

・三園蓮の過去

 

この3つですね!

 

こう見ると、他のキャラクターも生きてる作品だなぁって感じますね。

主人公とヒロイン以外の動きが、結構気になるんですからね…(笑)

 

Twitterを見る限り、凜香ちゃんが気になってる方が多いように思います。

まぁ、私もそんな一人ですが(笑)

 

では! 上の3点にも触れながら、物語に沿って感想を述べていきたいなぁ〜と思います!

 

最初から可愛すぎる佐藤さん…

読み始めて、ほんの数ページ…。

 

最初のAちき先生の挿絵があったんですけど。

開幕から可愛すぎるぅっっっ!!

 

シーンとしては、流れで佐藤さんが「あ~ん」されるシーンなのですが、少し困った表情をしながらも、少し照れちゃってるところが…ぁぁ!!

 

凜香ちゃん始動!!

1巻にて一定数の「凜香ちゃん応援隊」が生まれたと思います。

 

そして、凜香ちゃん応援隊が最初に思わず立ち上がったシーンがきっとコレです。

 

押尾君にある意味奇跡的に壁ドンされて、彼が帰った後に一人で叫んだセリフ

「もう絶対に諦めない……!いつか必ず振り向かせてみせるから……!」

(引用:本作p55 一文)

 

うぉぉぉぉ!!頑張れ凜香ちゃん!!

…ってなりませんでしたか?(笑)

 

もうこの発言をしてしまったら最後。彼女は立派な少女漫画も認めるメインヒロインなのだ。

 

お父さんのHPは0

本作で一番笑ったところはココですかね~(笑)

 

一巻で佐藤さんの父親は、実はめちゃいい人だということが分かったのですが、そんな父親に1度ならず2度までも、精神的ダメージを与えたシーンがあります。

 

あの時の挿絵見ましたか…!

お父さんの指がぷるっぷるしてました(笑)

 

もう「…そうか…」しか言えなくなってて…少し、お父さんに同情しつつも、笑ってしまいました!

 

佐藤さんのここが好き!

日帰り旅行当日、押尾君と佐藤さんが2人海岸を歩いていると、現れた1人の女子に押尾君は肩を組まれ連行されるのですが…

 

その後、佐藤さんが言うセリフが好きでぇ...(*ノωノ)

半ば無理やり、連行される押尾君とする女子の間に割り込んで…

「だ..、だめなんですけどぉ...」

(引用:本作 p114 一文)

 

あぁぁぁぁ…!(パリーン!!)

(※窓を割って出た音…こんな画像ありますよね)

 

流石に窓は割って外に飛びませんでしたが、少女漫画読んでる時みたいな感じになりました…。

 

反則だろ…。可愛すぎるだろ…。

確か、一巻でもありましたよね!(笑)
 
皆も好きなシーンの1つではないでしょうか!
 

えっえっ…どうなるの⁉

今回は、メインの人たちについては、多くは触れません!
 
あの…読んだ方は分かると思いますが、押尾君の佐藤さんへの思いとか、熱意とか節々から伝わる良き物語でした。
 
 
まだの方は、読んで見てほしいです!
そして、あの佐藤さんの激かわな挿絵を目に焼き付けるがよい!!(`・ω・´)
 

ここで触れたいのは最後の最後、エンディングなのですが…

 

個人的には、本作品で一番、メインよりも注意深く読んだかもですね…。

押尾君の親友「三園蓮」の恋物語

 

本当に最後の最後…

えっえっ!その後は?後はどうなったの?

ってなりませんでした!??

 

正直、三園君の過去は全然明らかになっていませんし、この2人の関係も謎だらけです。

 

何でしょう...でも、結構好きな二人なんですよね...(笑)

 

1巻ではヒロインの親友を、ヒロインとは別に応援したくなり…2巻では主人公の親友を主人公とは別に応援したくなってしまうという...。

 

この作品はメイン以外、巻を追うごとに好きなキャラクターが増えてしょうがない…。どのキャラクターに重きを置けばいいんだぁ!('Д')

 

ジャンルは、全然異なりますが「このすば」みたいに各キャラクターの色(個性)や、ストーリーが濃くて、どれも見逃したくないですよね。

 

今後、注目すべき2人ですね!

 

今回の謎…?

自分が読解力不足で…ってかもしれないのですが、2つ謎がありました。

 

1つは「おばあちゃんと呼ばれることを頑なに拒む理由」です。

 

自分が読むと、押尾君と花波おばさんを含めた人間関係について、普通じゃないことが過去に何かあったんじゃないかなぁって読んでしまいます。

 

だって、おばぁちゃんって呼んだら、はたかれるんですよ⁉

個性付けではないなら…個人的に気になるポイント高めです。

 

2つ目は「新キャラ”村崎さん”に似た雰囲気の誰か」です。

これは押尾君が”村崎さん”に出会ったときに、押尾君が感じた内容なのですが…

 

今書きながら、読みなおしているのですが、やっぱりわかりません…。経験則で、このような場合、だいたい既に謎対象について、情報だけでも出ていることが多いのですが…。

 

残念ながら、記憶にかすりもしません…。

誰か…お心当たりのあるかた…お助けを。

 

まとめ

 今回は「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い 2」について、感想をまとめました!!

 

二巻も可愛い佐藤さんがたくさん見れました…!

それに、多くは語りませんでしたが、押尾君との物語…も良かったです…!これからの2人に幸あれ。

 

そして、どうしても気になる”三園蓮”の過去。

 

次巻がいつになるか分かりませんが、楽しみに待ってます!!

では、こんかいはこの辺で~!!

 

あっ!この作品を読んだ人の感想を聞きたいです!!

是非、コメントして欲しいです!!

 

書籍の購入

(1巻)

塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い (ガガガ文庫)
 

(2巻)